国立スポーツ科学研究所

人気急増中の海外移住。
出産や育児は大丈夫?

日本を離れ、海外へ移住をする人が急増しているのをご存知ですか?海外の生活にあこがれを抱き移住を決断する方や、家族の海外駐在に付き添ううちに、海外出産を経験し、そのまま移住を考えるなど、理由は人によりさまざま。最近では、親子での海外留学や海外移住なども人気が高まっています。

海外移住者が急増という背景のなかで、海外出産をする方もまた、近年増えてきています。しかし、日本と海外では文化や環境が異なるので、思わぬところで戸惑うこともあるでしょう。

海外での出産や子育てのメリットとデメリットを両方知り、納得のうえで海外生活をめいっぱい楽しんでくださいね!

海外での出産・育児のメリット

幼いころから外国語に触れられる
海外出産&育児の一番のメリットはやはり語学習得。日本にいても授業や習い事で外国語を学ぶ機会はたくさんありますが、現地の人の会話を聞くことは、とても効率の良い語学学習となるでしょう。海外移住をすると、日常的に外国語を親しむので、吸収の早い子どもにとって良い環境といえます。

子育ての考え方や、子どもの価値観を広げられる
さまざまな人と交流する海外生活では、さまざまな価値観と出会い、人生をさらに豊かなものにするでしょう。子育ての方法も、国によってさまざま。一つの考え方にとらわれず、広い価値観を持つことは、海外育児だけでなく、その後の生活にも役立ちます。また、日本とは違う文化に触れて育つことは、親だけでなく子どもの価値観にも良い影響となりますよ。

海外での国籍を取得できる
アメリカでは両親ともに自国の国籍ではなくても、生まれた国がアメリカであればアメリカ国籍を取得できます。その場合、子どもが22歳になるまではアメリカと日本の二重国籍となり、どちらの国にもビザなしで滞在できるなどいくつかの恩恵を受けられます。

海外での出産・育児のデメリット

医療費が高額になってしまう

医療に対しての保障はその国ごとに異なり、ほとんどの国の場合、日本の国民健康保険は適用外となってしまいます。そのため海外では、出産費用も病院によって金額が異なるものの、かなり高額です。海外出産をするためには、事前に出産費用の準備が必要でしょう。

出産前後は、出入国ができない

海外出産する場合、母体や胎児への影響が出ないよう、早めの渡航と余裕をもった滞在が望ましいです。特に36週目以降の正産期にはいると、急に陣痛が始まることも予測しておかなくてはなりません。出産後もしばらくは飛行機に乗るのが難しいため、産前産後の滞在が少なくても3~4か月以上になることを覚悟して費用や滞在場所を準備しておきましょう。


芸能人にも人気のある、
ハワイでの海外出産

近年ではハワイ出産、またはハワイ育児する芸能人の方がSNSなどを利用し、ハワイでの生活や出産前後の様子を公表する方が増えてきました。

海外出産の中でも、一年通して暖かい気候と、日本人が住みやすい住環境であるハワイは、芸能人にも人気のある地域です。ハワイで出産した芸能人は、長谷川潤さんや吉川ひなのさん、道端アンジェリカさんなどが知られています。

ハワイ在住の日本人は多く、病院によっては日本語が通じる医者が働いていることも。語学が不安な方にとっては、海外でも妊娠中の身体の異変をすぐに伝えられる環境はとても安心しますよね。また、ハワイは海外の中でも衛生面が整っている地域です。現地での食事や生活に不便を感じることなく、それでいてゆったりとした気候や生活が、人気の理由の一つとなっています。

ハワイで出産する場合の
おおよその費用

海外での出産を検討する際、多くの人が気になるのは出産費用。アメリカと言えば、医療費が高額という印象をお持ちではありませんか?実際にアメリカの医療費は、日本と比べるとかなり高額です。

ハワイ出産では具体的にどのようなことに費用がかかり、どの程度の費用が必要になるのかをご説明します。もちろん産院によって金額は異なります。また物価の高騰などで変化する可能性も含め、ご参考にしてくださいね。

ハワイ出産の手術費や入院費

ハワイ出産の場合、通常分娩の金額は150~200万円。手術中に麻酔などの処置を行えば、その都度費用は上乗せされていきます。また、帝王切開での出産は、さらに高額です。そして、母子の体調によっては長期となる入院費にも注意してください。食事代やベッド代は一日ごとに加算されていくので、入院が伸びれば伸びるほど費用が高くなっていきます。

妊婦検診、そのほかにかかる金額

母体の健康状態や、赤ちゃんの心音などを確認する妊婦検診は、一回の検診ごとに数千円かかります。また、超音波検査や薬の処方があれば、別に請求されます。出産までに何度も通うので、合計すると大きな出費となりますね。妊婦検診以外にも、出産後すぐにお世話になる小児科の出費や、当面の生活費などがかかります。ハワイ出産の場合、純粋な出産費用と合わせて250~300万円ほどの出費を覚悟しておきましょう。

ハワイの妊婦検診は、
日本とどう違うの?

ハワイの妊婦検診は、日本と比べると診察する内容が少ないようです。例えば、日本の妊婦検診では何度も行われる内診は、ハワイでは数回しか行われません。超音波のエコー検査も日本ではごく当たり前に行われますが、ハワイの産院では、ほとんどの検診で心音確認のみという産院もあるようですね。

語学が堪能な方であればその場でわからないことを聞けますが、英語があまり得意ではない方の場合、話の内容がわからず不安に思うかもしれません。聞きたいことがあれば、身振りや手ぶりなどを交えながら、わからないというアピールを積極的にしていきましょう。不安を解消し、安心して海外出産に臨みたいものですね。

出産が近づくと検診の間隔が短くなるところは、日本と同じです。ハワイでは、8か月ごろから2週間に1回の通院となり、母体と胎児の健康状態を丁寧にチェックしてくれますよ。


ハワイのパパママ教室は有料?無料?

妊娠や出産への心構えだけでなく、具体的な育児方法などについて学ぶパパママ教室。日本では産婦人科や自治体が主催していることも多く、そのほとんどが無料、もしくは1000円程度の少額で参加できます。

一方ハワイのパパママ教室は、参加費が有料でやや高額です。その分、時間も長く、内容はかなり充実。また、回数も一度限りではなく、数回開催されます。育児についての考え方をディスカッションしたり、人形を使って赤ちゃんのお世話を体験したりと、学びの多い体験となるでしょう。せっかくハワイで海外出産を体験するのであれば、ハワイでのパパママ教室を一緒に経験することは貴重な体験となりそうですね。


ハワイでは、産後検診を受ける
小児科は出産前に選ぶ

日本では、出産後退院するまでの間は、産婦人科医が親子の健康状態を把握し、状況に合わせた医療ケアを行います。しかしアメリカでは、出産後の担当は小児科医です。出産してすぐに小児科の先生との検診が始まるので、小児科選びは出産前に行っておく必要があります。

アメリカではその後も定期検診や予防接種などで小児科医との関係性が続いていくので、自分に合った小児科医を見つけることがとても重要です。一般的には、自分から何人かの小児科医にアポを取り、希望する担当医を選びます。

何度も足を運ぶことになるので、小児科医との相性だけでなく病院の立地や設備など、さまざまな視点から総合的に判断できるといいですね。

ハワイでの育児事情

赤ちゃんが無事誕生し、生活が落ち着いてくるころに気になるのは、ハワイ子育て事情についてではないでしょうか?暮らしやすい地域とはいえ、日本とは異なることがいくつも出てくるでしょう。ハワイでの生活で、意識しておくべきことをいくつかお伝えします。事前に知っておくことで、海外育児での惑いから、育児ストレスをためないようにしましょう。

医療費だけでなく、全体的な物価が高い

ハワイは人気のある観光地ということもあり、食材や物件などの物価が高い傾向にあります。教育費は選ぶ施設によりまちまちですが、教育に力を入れている施設だと高額な費用が必要です。

ハワイ独自の法律に注意

ハワイは良い景観を保つために、屋外に洗濯物を干すことが禁止されています。そのため、乾燥機は必要不可欠。またマンションなどの集合住宅では、音への配慮のため洗濯機のない物件が多い特徴があります。マンションの住人共用の洗濯機を使用したり、近くのコインランドリーなどを利用したりと、日本とは違ったスタイルとなるでしょう。

おおらかな国民性で、のびのびとした子育てができる

ハワイには、自分とは異なる考え方や行動を受け入れ、理解しようとするohana(オハナ)という独自の文化があります。Ohanaとは「家族」という意味ですが、血縁関係に限らず相手を受け入れあうという考え方や、深い絆を表しています。他人と比べることなく、その子の個性を大切にする環境は、親の気持ちも楽にしてくれますね。


ハワイでの子連れ移動をもっと快適に。

豊かな自然に恵まれているハワイでは、観光できるスポットも豊富です。小さい子どもがいてもアクティブにお出かけを楽しみたいですよね。しかし、幼い子どもとのお出かけで大変なことの一つは、室内から外への移動や、車への乗り降りではないでしょうか。

厳しい安全基準をいくつもクリアしているドゥーナは、チャイルドシートとベビーカーの要素を併せ持つ、世界で唯一のモビリティです。シンプルなデザインかつ、この一台であらゆる移動に対応可能な機能性が特徴。室内から屋外へ、また車移動や交通機関での移動まで、赤ちゃんをいちいち乗せ下すことなく形を切り替えられます。

移動による乗り換えが不要になり、ママとパパの負担を大きく減らしてくれます。お出かけがもっと気軽なものになりますね!


ハワイ育児でドゥーナを使用している方に使用感を聞きました!

実際にハワイで出産・育児を経験しているブロガーのくるみさんとMIKIさんもドゥーナユーザーです。使用者の生の感想をお伝えします!

くるみさん

ハワイ在住の知人が大絶賛していたベビーカーを購入しました。ベビーカーとチャイルドシートが一体化しているので、乗り移す必要がなくベビーカーの購入の必要がありません。チャイルドシートの付け外しも簡単なので、家族で車を共有している人にピッタリです。重量は少しあるものの、乗り下ろしの時に赤ちゃんを起こしてしまうことも回避できますね。

ハワイ在住ママブログ

MIKIさん

ドゥーナは、通常のベビーカーに比べ、子宮の中にいたようなCカーブの体制になるので、よく寝てくれました。ベビーカーとチャイルドシートをどちらも買うと最低でも10万円の予算を考えておくところですが、ドゥーナは一台の購入で済むのでコスパにも優れています。ハワイでは、大きなベビーカーは入店を断られる場合がありますが、コンパクトなドゥーナは入店しやすいように思います。

ママトラベラーMIKIの旅ブログ

お二人ともドゥーナに大満足だったようですね。場所を問わずお出かけしやすいので、子育ての大変さを減らし、海外での生活をさらに快適にしてくれるようです。車や街歩き、飛行機での移動にも1台でこなせるドゥーナはカラーバリエーションも多く、サンシェードなどの付属パーツも豊富です。家族や友人へのプレゼントにもピッタリですね。

海外でのお出かけがもっと楽しく楽ちんになれば、親子一緒に貴重な経験をたくさん味わえます。ドゥーナをお供に、世界をもっと広げてみませんか?

今回のハワイ出産&育児については、くるみさんとMIKIさんの体験を参考にさせていただきました。もっと詳しい情報がお知りになりたい方は、直接 ぜひお二人のブログを参照してくださいませ。生きた体験談ですので、とても参考になります。


ドゥーナはお子さまの移動ツールを完全一体型にした世界初のモビリティです。

DOONA INFANT CAR SEAT


【参考出典】

財務省海外在留邦人数調査統計表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000537819.xlsx