こんにちは doona Japan のayanoです。
百貨店でイベントをして、実際のお客様から <ベビーカーの選び方がわからない>
とよく言われます。
何を軸に考えるべきか?
ベビー用品の選び方ってある意味 その人の育児に対する考え方 に通じてくるのでは?
二人のこどもを育てた今だから言えますが、
あまり 育児用品にコスパを求めないほうが心が楽になります。
もちろん 限られた資金で最大限の準備をするのは 親心として多いに理解できます。
でも、本当に思い通りにいかないんですよ。
想定範囲外が多いと、苦しくなっちゃうんです。
かわいいベビー服 セールになってたから、少し大き目 買っとくと、その季節にそのサイズは着れないとか・・・
本みて、貴重なお昼寝時間を削って頑張って離乳食つくって、アイスキューブに山ほどストック作ったのに、うげーって吐き出されるとか・・・
フレッシュなビタミンCをとらせようと、 わざわざ、フルーツをまるごと絞って贅沢ジュース作ったら、飲みなれてなくて蕁麻疹とか・・・
ほんと、今だから笑い話で話せるけど、その頃は、睡眠不足で髪もパサパサ カルシウム不足で爪もガタガタのオバケだから、
一つ一つが悲壮感たっぷりです。
2年ほど前に 慶応大学の中室牧子准教授の 「学力」の経済学 という本を読みました。
どちらかというと、教育を経済学的な手法で分析している本ですので、赤ちゃんを育てているパパやママには少し先の話になります。
言い方悪いですが、教育を投資としてとらえる手法に、正直目から鱗でした。
今 この子の長い人生で、このやりとりはどんなリターンを産むのか?
という目線で考えると、少し違った答えがみつかりますよ。
つまり、まわりくどくなりましたが、先を見越して準備するよりも、
その時のベストなものを与えたほうが、
育児の観点からは一番リターンが高い という結論に至りました。
使いづらいものを、買ってしまったからって無理やり使うって、
心的ストレス高いですよね?これ、赤ちゃんと自分 双方に影響するから、
マイナスがダブルなんです。
それを使うたびに、お互いイライラするから、親子の関係も、その時の思い出も、最高のパフォーマンスにならないんです。
あるイベントで、現在使っているベビーカーの使い勝手が悪いからと、生後半年のお子様に ドゥーナを買い直しに来てくれた置く悪様が言っていた言葉が印象的でした。
生れる前は、わからなかった。
機能がたくさんあるほうがいいと思っていた。
でも、使い勝手ってそういうことじゃない。
生れてみないと、本当にわからないですね。
そのお客様は旦那様も理解があって、毎日のストレスが軽減されるなら、と快く買い直しを受け入れてくださってました。
それぞれのご家庭で許される経済的上限があるので、だれもが買い直しできるわけではありません。
でも、コスト優先で考えると、お互い不幸な時間を過ごすことになってしまう。
育児は未来に対する投資だと考えて、それを買うことで、どんな体験やどんな時間を得ることができ、
それによって私たちは、どんな豊な未来人を創造することができるか?って想像してみませんか?