こんにちは doona Japan の ayano です。
来年2020年より小学校でのプログラミング授業が導入されます。
なんで、小学校からプログラミング?って思う方もいらっしゃいますよね?
では、世界の教育界では何が行われているのか?
そもそも2020年の導入の前に、2016年に文科省が必須化の検討に入りましたが、
実はこの時点で日本は世界の中では周回遅れと言われていました。
2018年に経済産業省が提案した「未来の教室」プロジェクトには、事業の目的としてこのような記載があります。
「創造的な課題発見・解決力」を兼ね備えた人材(チェンジメーカー)が求められており、誰もがそういった資質を身につけることが可能となる、学習者中心で自らが学びをデザインする「学びの社会システム」の構築が必要です。
これ、企業で人事やっている人なら痛感しているのではないでしょうか?
企業としては、上からのトップダウンで仕事をするのではなく、
自ら課題発見し解決まで導ける人材が欲しいし、
また自社の社員をこのような人材に育てるにはどのような研修制度が必要か?
頭を悩ましているのでは。
社会にでてからこれらのスキルを磨けといっても、思考土壌に、自ら課題発見をする癖がついていないと、かなり厳しいのが現状です。
アメリカでは、特にオバマ政権下で年間数十億ドルの予算投下してSTEM教育を中心とした、科学技術に優れた人材育成を国家戦略として行っていました。
そして中国では2015年STEM教育を取り組む新しい教育モデルを5カ年計画で打ち出しました。
では、STEM教育とはなんぞや?
S: Science (科学)
T: Techinology (技術)
E: Engineering (工学)
M: Mathmatics (数学)
この4つの頭文字をとって、STEM教育といいます。
単純に科学技術やIT技術に優れた人材という意味ではなく、STEM教育の根底は、
科目横断思考による問題解決能力の育成にあります。
つまり、それぞれの科目を縦で学ぶのでなく、その4つの領域をいったりきたり横断しながら、課題を見つけ、解決していく力を養うことが目的だからです。
実はSTEM教育はイスラエルが発祥とされています。
イスラエルは日本の四国程度の面積と、人口800万人の小さな国です。
しかし、その国家の成り立ち上、まわりをアラブ諸国の敵国に囲まれ、
アメリカの後ろ盾ができるまでの間、自力でこれらの国々から自国を守る必要がありました。
そのため、現在でも男女を問わず高校を卒業したら兵役の義務があります。
兵役時にはプロとして任務につかなくてはいけないので、逆算し、
幼稚園から高校卒業まで一貫してSTEM教育を実施し、
能力開発の機会を創出しました。
この教育こそが、イスラエルが世界ナンバーワンのスタートアップ大国となった土壌を作ったと言われています。
そして現在では、出生率もGDPも、日本を抜いています。
沢山の子供を産み育てながらも、女性が積極的に働ける環境があるということです。
長時間労働で時間拘束されることなく、イノベーティブな創造により、アイデアで金銭を得るというのは、理想的な未来の働き方に見えます。
正直 子供を育てる母としては、これが世界が必要とするビジネスパーソンなのかっと、目を眼にする思いで、彼らと私たちの違いを、痛感します。
失敗を恐れない精神
だからこそ、超高速にPDCAを回し、
開発や改善のスピードが驚くほど早い。
このスピード感は日本人にはない。
正確さとスピードだったら、日本人は絶対に正確性をとってしまう。
子育ての中に、失敗が許される という安心感を与えないといけないなって、子供を叱るたびに後で反省してます …