こんにちは doona Japanのayanoです。
先日ある販売店さんからリクエストをいただき、ドゥーナの研修会を 開催しました。
2020年はオリンピックイヤー
人の動きが流動的になり、移動する機会も増えます。
もっとドゥーナについて知識をつけたいとおっしゃっていただき、店舗トレーナーの方向けに研修会を開催しました。
トラベルシステムとは、
ドゥーナとトラベルシステムとの違いを説明する際、どうしてトラベルシステムが日本では根付いていないのか、の話になりました。
トラベルシステム、みなさんわかりますか?
トラベルシステムとは、キャリーコットが新生児用のチャイルドシートとして使用でき、さらに、フレームを買い足すと、ドッキングさせてベビーカーとしても使用できます。
赤ちゃんが大きくなったら、新しくシートを買い足して、さらにドッキングさせれば、最長で4歳くらいまで、ベビーカーとして使用することができます。
トラベルシステムの一番のポイント、それは赤ちゃんの乗せ換えが必要ないこと。
産む前だと、あまりイメージできませんが、ギャンギャン泣いて手足をじたばたさせる赤ちゃんのベルトをはずして、抱き上げ、また乗せ換えたあとに、ベルトを締める、という一連の動作、すごくストレスです。
これは全世界の親にとって、共通の苦痛だから。
なぜ日本ではトラベルシステムが根付かなかったのか?
では、なぜ、日本では世界に比べてトラベルシステムが社会の中に根付いていないのか?
私も正直 ドゥーナを取り扱ってから、初めて現実に直面しました。
世界中では、すでにトラベルシステムは当たり前の概念なので、それのもう一歩進化形のドゥーナなら、すぐに社会に浸透するだろうって・・・・
甘かった!
ガラパゴス化する日本のベビー産業
そもそも、製品の安全性基準を作っているのは経済産業省が管轄している部門なので、やはり日本企業を守りたい。
もちろん、今のトランプ大統領だってアメリカファーストって言いながら、自国の産業を守っているから、ある程度人口増加が見込める国家なら、この戦略も正しいと思います。
でも、日本のように、今後 世界中どこの先進国も経験したことがないスピードで人口減少が進むとわかっているなか、各産業が世界で勝てるように競争力をつけていくことのほうが、生き残るためには必要だと、個人的には考えています。
啓蒙が足らない
そもそもトラベルシステムを知らない。
これは私たちインポートベビーカーの努力不足だと反省しています。
つまり、世界のトレンドで、すごく便利なものがあるんだよ!
っていう、プレママ、プレパパに向けての啓蒙が圧倒的に足らない。
ただ、今では国産メーカーもトラベルシステムを商品化しているので、一緒に啓蒙していけますね。
女性のが一人で取り付けるには、厳しい
まだまだ日本では平日のお昼間は、ママが独りで赤ちゃんをチャイルドシートに乗せて移動します。
男性と女性の育児従事時間がほぼ半分の欧米諸国に比べると、女性一人で赤ちゃんと移動する頻度が圧倒的に高い中、
トラベルシステムのドッキング作業
女性一人の手ではかなり厳しい。
しかも、そこに赤ちゃんが乗ってると、そのままのコットをフレームに取り付けたり、またはフレームから取り外すのは、固くて、重いので、想像以上に大変。
私も、他社さんのを触らせていただく際に、これ爪割れるな・・・・って
今は、もう少し操作性が上がっているので、もっと使いやすくなっています。
トータルコストが意外に高い
トラベルシステムを出しているのが、ほぼインポートなのもあるのですが、全部買い足してトータルコストを出してみると、思っている以上に高くなっちゃう。
トラベルシステムとは、パーツを買い足していくことによって、長く使うことを提案しています。
そのため、ベビーキャリーを買って、一緒に使うフレームを買って、ベビーカー用シートを買い足していくと、あれ?
軽く10万近くいってしまうので、コスパで考えると、それぞれ別々で買うのとそんなに変わらないので、トラベルシステムを試してみようかなっていう気持ちになかなかジャンプできない。
じゃあ doonaは?
ドゥーナはそもそも、トラベルシステムとは考え方が全く違います。
トラベルシステムのように、買い足すという概念がありません。
だから箱から開けた瞬間から使えて、使う際に何かを買い足す必要はありません。
産まれたての新生児からしっかり歩き始める2歳頃までを目安に、ドゥーナをマルチに使ってもらいます。
ドゥーナだけあれば、とりあえず大丈夫!っていうのが、コンセプトです。
正直 赤ちゃん産まれてみないとわからない。
だから、まずはドゥーナだけ買っておく。
そしたら1台で全部なんとかなるから、赤ちゃんの運動能力の向上や性格、ご自身のライフスタイル、兄弟の予定などを考えながら、次のステップに必要なものを、買い足していったほうが、最終的なコスパが良い というのがドゥーナのメリット。