こんにちは doona Japanのayanoです。
先日 長女の卒業式に出席してきました。
本当に子供の成長は早いものです。
次女が一歳になるころに、今の会社で最初は輸入のMD担当として時短で働き始めました。
二人とも幼稚園に通わせていたので残業ができず、
どうしても業務が終わらないと、いったん幼稚園にお迎えに行って、会社に連れてきて仕事していました。
忙しい時は、社長の部屋に入り込んで、
ずっと社長に工作で遊んでもらったりもしました。
そういう意味では、小さな子供を持つ母親にとっては、
とても働きやすい環境だったと思います。
たくさん遊んでもらった思い出があるので、
我が家の娘と<シャチョー>の話題で盛り上がったりします!(笑)
MD担当から営業の仕事もオンになった時に、ぐっと出張が増えました。
ちょうど、次女が小学生にあがった頃だったかと思います。
家を空ける時間が多くなって、娘たちに不満をもらされたことがありました。
「ママの会社に男の人はいないの?ママしかできないの?」
まだまだ宿泊を伴う出張業務を、子持ちの女性が行うことが、保守的なこの地域では珍しかったというのもあります。
また、いっきに仕事の負荷がかかって、私が余裕をなくし、
子供たちに目が行き届いておらず、寂しい思いをさせてしまったのかもしれません。
この時期が一番葛藤しました。
期待に応えたい、もっともっと頑張りたい、という気持と、娘たちに対する罪悪感。
その都度、親子でルールを決めたり、自分の中で線引きをしたりしていくうちに、
娘たちは成長し、社会が広がっていきました。
彼女たちの中で、母親の重要度の割合が少しづつ小さくなっていきました。
3年前、家族で沖縄旅行に行った際に、進路について長女と父親が話をしていました。
父親は高校を決める際に、どんな仕事に興味があるかもイメージしながら高校を決めなさいというようなことを諭していました。
長女は「楽しい仕事がしたい!!」
父親「は?なんじゃそりゃ?どんな仕事だって楽な仕事はないぞ!」
長女「ちがう、楽しい仕事。ママは楽しそうに仕事してるもん!」
あー、そうやって 見ててくれたんだ。
間違っていなかったんだな、私のしてきたことは。
正直 これまでの人生で一番うれしかった褒め言葉でした。
長女は、ママ1年生の私に育てられ、
正直お互い正解が分からず、
二人で葛藤して泣いたり、怒りをぶつけあったり。
私自身、娘の育児を通して、親としての人生や、物事の見方を一緒に学ばせてもらいました。
娘の卒業式でもあり、なんだか自分の卒業式にも感じてしまい、何度もぐっときました。
そしてまた三年ぶりに君が代を斉唱して、
あと何回この君が代を謡えるのだろう、と考えてしまいました。
君が代って、義務教育の間は当たり前に何度も謳っていましたが、
大人になると謳う機会がないですよね。
それこそ世界大会で優勝とか、っていう偉業を達成しないと、君が代なんて謳うこともありません。
大人になって言葉の意味がわかってくると、いい詞だなーっと感動します。
実は元曲は905年の古今和歌集の<詠み人知らず>で掲載されている
世界最古の国家(ギネス登録)らしい!
すっごーい。
ただ、こんなふうに誰かのことを、苔がむすまで永遠でありますように、
と願う気持ちは、不変ですね。
車までamazonで購入できる世の中になっても。
世界中の人と同じタイミングでつながる現代でも。